キタサンブラックが引退し、日本競馬界の芝中長距離路線のレベルが下がったといわれています。もちろんサトノダイヤモンドやスワーヴリチャードをはじめとした馬はいるのですが、昨年に比べて盛り上がりに欠けることは事実です。様々な影響があり今年の宝塚記念はメンバーレベルが低いと言われていますが、そんな中香港からワーザーが遠征してくれることが判明しました。
ワーザーは香港では伝説的な名馬として知られ、2015年と2016年度の香港年度代表馬に輝いています。日本馬が遠征したレースに出走していたので名前を聞いたことがある人も多いでしょうが、これまでにGIレースを3度制覇しています。日本からラブリーデイ、ヌーヴォレコルト、サトノクラウンなどが遠征したクイーンエリザベスⅡ世カップの勝ち馬です。
香港の競馬レベルは高く、世界各国から強豪馬が遠征することでも有名です。過去にこの馬はミリタリーアタックやブレイジングスピード、タイムワープなどを破っていて、宝塚記念でもある程度の人気になるでしょう。何よりも久しぶりに海外の馬が宝塚記念に挑戦してくれること自体が嬉しいですし、盛り上がることは間違いありません。
例年以上に香港で宝塚記念の注目度が高まることも、ワーザーの遠征によるメリットだと競馬セブンは考えています。