現役時代にはヨーロッパやアメリカで走り、引退後には種牡馬として活躍していたダンシリが種牡馬を引退することになりました。

現役時代にはGI勝利こそなかったもののGIで3度の3着を獲得しており、種牡馬としてはディープインパクトを凱旋門賞で破っているレイルリンクをはじめ、現在日本で繋養されているキングジョージを勝利したハービンジャー、ミスフランスなどを輩出しています。
自身の競走成績を超える馬を多数生み出し、その評価は世界的にも高かったといわれています。

ダンシリの父は世界的大種牡馬であったデインヒル、母父はカヤージという血統で、ダンシリ自身の兄弟も活躍馬が多くBCフィリー&メアターフを制したBanksHillとIntercontinental、その他にもChampsElyseesをはじめとした活躍馬が見られます。

七騎の会が調べた様子では、ダンシリの母Hasiliは間違いなく名繁殖牝馬であり、この母の影響を受けたからこそダンシリが種牡馬として大成功したのでしょう。

今回種牡馬を引退した理由は近年の受胎率の低下にあるようで、すでに22歳となっているので致し方ない面もあるでしょう。

後継種牡馬も複数いるので、ダンシリの名前を後世に残すことができそうです。