オレノココロがばんえいグランプリを連覇

競馬といえばサラブレッドが走るレースを連想しますが、日本にはばん馬が競走するばんえい競馬があります。ばん馬の本格的な競馬は日本だけと言われており、今では北海道の帯広競馬場のみで開催されています。

ばんえい競馬におけるスターホースの一頭に数えられるのがオレノココロという特徴的な名前の馬で、この馬は8月12日に開催された第30回ばんえいグランプリに出走しました。実はオレノココロは昨年も同レースに出走しており勝利を収めていて、今年も勝利できれば見事連覇達成という状況でした。

結果的にオレノココロが2着の馬に8.7秒差をつける圧勝で、2分5秒5の力みなぎるレースを制しました。

ばんえいグランプリは格付がBG1に指定されており、夏季のナイター開催の中ではただひとつのBG1レースになります。過去に連覇を果たした馬は複数いますが、決して簡単なものではありません。オレノココロの父はウンカイ、母は富士姫、母父はクリフジという血統で、毛色は青毛です。今年に入って6勝を挙げており、ばんえい競馬になくてはならない存在です。

まだまだ元気で走り続けそうなので、もしかすると来年もばんえいグランプリに出走し、3連覇を成し遂げるかもしれませんね。

七騎の会が遺憾 ダートの古豪アウォーディーが亡くなる

芝からダートに転向して驚異の6連勝を果たしたアウォーディー。武豊騎手を相棒に数々のダートGIレースに挑戦し、JBCクラシックを制し、その後は勝ち切ることはできなかったものの常に盛り上げてくれていました。

そんなアウォーディーはラニの兄としても知られ、天皇賞秋を制したヘヴンリーロマンスの産駒としても知られます。2016年のJBCクラシックから最後のレースとなった帝王賞まで11レース連続でGIに出走していますが、これは恐らく日本においては前代未聞だと思われます。

アウォーディーの強い姿を再び見たいと願うファンも多く復活を期待していたと思いますが、残念ながら8月6日に放牧先において安楽死となってしまいました。

ジャングルポケットの後継種牡馬としても期待されていたわけなので非常に残念です。

JRAや地方競馬、そして海外と様々な競馬場を舞台に頑張って走り続け、最高の相棒と共に歴史に名を残しました。まだまだ現役を続けて強い姿を見せてくれるはずだったので、武豊騎手や松永幹夫調教師、前田幸治オーナーなどは悲しみに暮れているかもしれません。

ですがアウォーディーが残した記録は消えることはありませんし、記憶も残り続けるでしょう。